オシャレな土間を持つ家10軒!

土間の広がる家, 築紡|根來宏典 築紡|根來宏典 Modern corridor, hallway & stairs پتھر
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昔ほど土間のある家が建てられることはなくなってしまいました。そもそも土間は伝統的な和の空間で、家の中にあるにも関わらず、床を張らずに地面と同じ高さとなっている場所のこと。そこには屋外から簡単にものを持ち込むことができ、家の中にありながら屋外の役割も果たす、中間的な性格を持つ空間です。それは台所がキッチンとなり、多くの家で空調機器が取り付けられるなど、暮らしの現代化の中で次第に失われつつありました。ですが、最近では現代的にアレンジされた土間が登場するようになり、再び注目を集めています。そこで、今回は現代的にアレンジされたモダンな土間を持つおしゃれな10軒の家を紹介したいと思います。土間のある家画像からお気に入りのデザインを見つけてみましょう。

1 土間のおしゃれ空間が家族の団欒場所

松岡健治一級建築士事務所が手がけた家は、外観を黒色にまとめられたモダンな建物となっています。ですが、そんなモダンな家の中には土間が設けられています。しかも、それが設けられているのは、なんとリビング。土間は家族団らんの場所の役割を果たすようになっています。この詳細ついては、「たくさんの友人を招ける明るい家」で紹介しています。


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2 玄関土間のおしゃれな家

建築事務所FCDが手がけたのは玄関土間がおしゃれな個性的な家。「土間リビングの家」と名付けられている通り、土間があるのはリビング。そこには大きなガラス戸が取り付けられており、気軽に庭に出られるようになっています。そのためリビングにいながら、庭にいる人としゃべることができるなど、他の家ではできないようなコミュニケーションができるようになっています。の詳細は「繋がりと広がりを持つ家「土間リビングの家」」からどうぞ。


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3 土間床で繋がるダイニングとテラス

Y+M DESIGN OFFICE CO.が手がけたのは住居と茶室を一体化させた建物。二つの空間は大きな屋根によって繋げられています。こちらの家で土間が設けられているのは、1階にあるキッチンとダイニング部分。そこにはガラス戸が取り付けられているため、それを開放すれば、大屋根の下に広がるテラスと土間が一体化します。この土間のある家画像については、「やわらかな大屋根によってつながれる、新しい住宅の形」で詳細を紹介しています。


【住まいについては、こちらの記事でも紹介しています】

 おしゃれで個性的な間取りのアイディア10選

4 室内に庭が広がるような感覚

根來宏典建築研究所が手がけたのは、庭を囲むような形をしたL字型の建物。土間は庭に面する部分の一角に設けられています。その形は細長くなっており、庭へと出られるようにガラス戸が設けられています。そのためガラス戸を開ければ、建物の中に庭があるような感覚を感じるかもしれません。そんな広がりが感じられるこの土間のある家画像については、「空間を繋げる長ーい土間空間!広がりと自然を感じる家」で紹介しています。

5 効果的なゾーニングとして

株式会社アポロ計画リノベエステイト事業部が手がけたのはマンション内の土間です。土間は一般的に屋外と繋がる場所に設けられるため、マンションの中にあるのは不思議に思えるかもしれません。ですが、ここでは室内に低い床と高い床を設けて、土間的な空間を生み出しているのです。そのためマンションでありながら戸建ての住宅のような雰囲気を獲得しています。この土間のある家画像については「大規模なマンションリノベーション「大屋根の家」」で紹介しています。

6 土間床の気軽さ

株式会社MuFFが手がけたのは雑居ビルのリノベーション。こちらでは、建物の中にユニークな形のスペースを挿入することで二つの空間を生み出しています。それは高さのある床を持つスペース。そしてそれ以外の低い床のスペースです。低い床のスペースは土間的な空間となっており、雑居ビルの住居に個性的で居心地の良い空間を生み出しています。この土間のある家画像については「現代的な住まいに様変わりした雑居ビル」で紹介しています。

7 内と外の圧倒的な一体感

向山建築設計事務所が手がけたのは、リビング、ダイニング、キッチンが一体となったLDKに設けられた土間。そこは天井が高い吹き抜けとなっており、広がりが感じられます。土間には庭に向かってガラス戸が取り付けられており、それを開放することができます。そうると、庭とLDKは一体化し、天井が高いだけでなく、横にも広がりが感じられるようになります。このような圧倒的な解放感を感じられる家については、「庭と一体化するリビングルーム」で紹介しています。

8 薪ストーブと土間の暖かい関係

株式会社エヌスケッチが手がけたのは、家の中心に設けられた土間。それは家の正面部分に設けられて、玄関の役割も果たします。土間は畳の間やリビングと隣接しており、どちらの部屋の一部と言えるかもしれません。そんな土間には薪ストーブ置かれており、寒さを感じることなく、ここでは心地良く過ごせることでしょう。本住宅については、「居心地のいい土間空間。人の集まる家」で紹介しています。

9 季節の移ろいを身近に感じて暮らす

一級建築士事務所CO-DESIGNSTUDIOが手がけたのは、圧倒的な解放感を生み出す土間。こちらの特徴は土間部分に取り付けられた扉を開放することができ、そこが大開口となること。そのため、家のなかにいるにも関わらず、庭にいるような気分を感じるかもしれません。ここなら、家の中に居ながら、庭の自然を身近に感じたり、雨に濡れることなく、外の新鮮な空気をたっぷり楽しめるでしょう。こちらの住宅については、「ひろびろ土間が気持ちいい!庭と繋がるナチュラルハウス」で紹介しています。

10 吹き抜けと土間と薪ストーブ

土岐建築デザイン事務所が手がけたのはリビング、キッチン、ダイニングが一体となったLDK部分に設けられた土間。そこは天井の高い吹き抜けとなっているため、縦にも横にも広い空間となっています。土間の一角に取り付けられたガラス戸を開放すれば、庭も一体化し、圧倒的な広がりを感じられるでしょう。そんな空間は冬の寒さが心配ですが、こちらには薪ストーブがあるため、心配無用です。このような広がりが感じられる暖かな住まいについては「薪の似合うナチュラルな暮らし!四季を愉しむ住まい」で紹介しています。



追記:現代的な玄関土間でおしゃれに

周辺には今も町家が点在し、伝統的なコミュニティが残る地域に立地するこちらの住まい。リフォームによってモダンデザインを取り入れた現代町家がデザインされています。玄関土間のおしゃれな空間は、伝統町家の構成を踏襲しキッチンが配置されています。開放的な大開口とインダストリアルのオープン階段が現代的な空間を演出しています。


【土間については、こちらの記事でも紹介しています】

※ 知っておきたい!いま流行りの土間のメリット・デメリット

※ 土間コンクリートでおしゃれな床に!そのメリット・デメリット

追記:玄関土間のおしゃれさと機能性

こちらの家のご主人の趣味はスノーボードやサーフィン。 車への搬出入も考慮し駐車スペースから近い位置に玄関土間のオシャレなスペースが設けられています。濡れたままでも気兼ねなくアイテムを持ち込めるよう玄関続きの土間空間にはおしゃれな趣室が設けられ、趣味室と玄関の間の引き戸を開け放てば大空間の家族が集まる第二のリビングが生まれます。


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