大きな開口が印象的な家5軒

Y. Y. Y. Y.
Style, 久保田英之建築研究所 久保田英之建築研究所 Modern living room
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近年の建築のデザインで注目されるのが、家の中側と外側を繋げる設計。室内と外に連続性を持たせることにより、よりいっそう生活空間に広がりがもたらされ、開放感溢れる住まいとなるからです。内と外を繋げる方法は様々ですが、今回の記事では特に大きな開口部を持つ家をご紹介したいと思います。

2階からの眺め

まずはじめにご紹介するのは、札幌を拠点に活動する建築家、ホリゾン アーキテクツが設計を手掛けたプロジェクト、「山の手ロケーションハウス」。かつてスキー場だった山の中腹に建てられました。自然林に面した南側に大型の連続窓を設けることにより、開放的な雰囲気が生み出されました。明るい木材のナチュラルな色合いが、外の自然林と調和していますね。ご家族はここから移りゆく四季を眺めながら、日々を過ごされていることでしょう。

森の中の家

こちらは札幌の建築オフィス、有限会社ヒコニシ設計事務所が手がけたガレージハウス。愛車3台が余裕を持って止めておける建築です。こちらはそのリビングルーム。室内はアーチ型のリズミカルな構造が印象的ですね。ぎりぎりまで設けられたガラスの開口は、内と外を連続させ、広いリビングが、さらに広がりのある空間になっています。室内のアーチと外の木が呼応しているのも内側と外側を繋げる要素の一つ。雪の積もる季節には、室内のベースカラーである白と外の雪によって、更に外との繋がりが強まることでしょう

海風を感じる家

瀬戸内海に沈む夕日を毎日楽しみながら暮らす家、「郷風」。リビングは大きな開口部を経て、ウッドデッキへとつながります。その先には田園風景が広がるという、贅沢な生活空間。ウッディな室内やウッドデッキが、自然とのつながりを更に強調しています。デッキでハンモックに揺られながら過ごす時間は、何物にも代えがたいひとときでしょう。海からの風が気持ち良さそうですね。松永鉄快建築事務所が手がけました。

高台に建つ家

自然環境に恵まれた、緑溢れる高台に建つこのお住まいは、愛知県名古屋市の建築オフィス、久保田英之建築研究所によって手がけられました。家全体がワンルーム空間という設計で、こちらのリビングエリアも、見るからに広々とした造りですね。壁いっぱいに設けられた開口部からは、自然光が差し込み、室内を明るく照らし出しています。家からは、野鳥観察もできるとのこと。大きな開口部を開け放つと、小鳥たちの賑やかな声が聞こえて来そうです。

四季を感じる

最後にドイツから、こちらのお住まいをご紹介。アースカラーのグラデーションが落ち着いた雰囲気のこちらのモダンなリビングルームは、ガラスの開口部に囲まれた設計で、外の景色が効果的に取り入れられています。大きな木々によって、四季の移り変わりがより近く感じられることでしょう。毛足の長いふかふかの絨毯と、ココア色のソファは、外の景色が寒く感じられるようになっても、暖かい室内を約束してくれます。

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