風景を楽しめる5軒の家

Kiohde Hayai Kiohde Hayai
sky and light house, 森下新宮建築設計事務所/MRSN ARCHITECTS OFFICE 森下新宮建築設計事務所/MRSN ARCHITECTS OFFICE
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家と言えば、そこでの生活に影響を与えるのは生活空間かもしれない。だが、それだけではなく、家の外に広がる周辺の環境も生活に大きな影響をもたらす。そんな環境を活かす方法は色々あるが、風景を生活の中に取りこむことで、豊かな生活を可能にすることができるだろう。そこで今回は圧倒的な風景を楽しむことができる5軒の家を紹介することにしたい。

富士山を眺める別荘「葉山の別荘」

井上洋介建築研究所が手がけたのは風景を楽しめる別荘。建物は相模湾に面する町、葉山にある山の急斜面に建てられている。その最大の特徴は美しい眺望。天気が良い日であれば、海の向こうに富士山も見ることができる。木造2階建ての2階部分は屋根裏が無く、天井が高くなっている。そんな建物の海に面する部分は全てガラス窓となっており、美しい風景を最大限に取り込めるようになっている。そのため富士山と海が作り出す美しい風景を家の中から存分に楽しむことができるだろう。

圧倒的な開放感が得られる家「sky and light house」

森下新宮建築設計事務所が手がけたのは周辺の素晴らしい周辺環境を楽しめる家「skyand lighthouse」。建物は四国の山間部に建てられており、美しい山あいの風景を眺められるようになっている。木造2階建ての住宅の特徴となるのは大きな軒。1階部分には大きな軒下空間ができ、屋外でも室内でもない半屋外空間が生み出されている。一方、2階では軒部分が大きなベランダとなっている。それに面する部分にあるのは収納可能な引き戸。それを収納してしまえば、室内から外に広がる風景を眺めることができる。手すりの無いベランダは視界を遮ることがないため、美しい風景のパノラマを楽しむことができるだろう。

季節感を満喫できる家「隅切りの家」

株式会社リオタデザインは季節感を満喫できる家「隅切りの家」を建てている。家が建つのは埼玉県の住宅地。家の隣に川が流れており、その横には土手が築かれている。決して特別な場所ではないが、そこには年に一度だけ特別な時間が訪れる。それは桜の咲く季節。土手には多くの桜が植えられており、家のすぐ目の前にも桜の木が枝を広げている。建物の土手に面する部分にあるのは大きなガラス窓。また室内には柱がないため、家の中から桜の花が作り出すピンク色のパノラマを楽しむことができる。ここでは桜が咲いて散っていく様子を誰よりも身近に感じることができるだろう。

西表島の開放的な家「villa921」

建築設計事務所ハルナツアーキは西表島に開放的な家「villa921」を建てている。家が建てられたのは農地が広がる場所。そこからは畑と平原、その向こうに大海原が見える。平屋建ての家には大きな庇があり、そこには軒下空間が広がっている。軒下と室内を分けるのは収納可能な大きなガラスの引き戸。軒下側の反対側にも引き戸があるため、それらを収納すると、建物の両側の風景を楽しむことができる。もちろん美しい眺望だけでなく風通しも良くなるため、圧倒的な開放感を得られるようになっている。

絶景を楽しめる趣味の空間「Tei」

キリコ設計事務所が建てたのは、ゆったりと趣味の時間を過ごせる家。「Tei」と名付けれた家は高知県東部の海が見渡せる高台に建てられている。建物の2階部分にあるのは、クライアントが所蔵する1万冊の本やCDを保管する書庫。それに面したところに屋根や机のあるデッキ空間がある。半屋外となるデッキが果たすのは所蔵している本を読むための空間。ここでは雨を気にすることなく、外の風を感じながら読書を楽しむことができる。そして美しい眺めは読書に疲れた目を癒してくれるだろう。

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