今回ご紹介するのは、おとぎ話の世界に迷い込んだかのような、かわいらしい雰囲気のあふれる住まいです。フランスの田舎風のスタイルをとっているこの家は、外観も室内も細かい部分までこだわりが見え、毎日暮らしているだけで楽しい気分になれるのが特徴です。このプロジェクトを手掛けたのは、兵庫県を拠点に活動する遊友建築工房です。一体どんな様子になっているのでしょうか?さっそく詳しく見て行きましょう!
住まいのロケーションは兵庫県尼崎市。フランスの田舎風スタイルをした3階建ての住宅です。建物は道路からは少し後退した位置に建っており、それによってアプローチから玄関までにゆったりとした空間が生まれています。またバルコニー部分の石の素材感やリズムよく並んでいるアンティーク調のアイアン面格子窓が、外観のアクセントとなっていてお洒落な佇まいです。ここだけまるでヨーロッパに迷い込んだかのような独特な雰囲気と世界観は、ご近所でもきっと目を引く存在となっていることでしょう。
おとぎ話の世界を思わせるような、かわいらしい雰囲気でまとまられた玄関アプローチの様子。毎日帰宅する度に、ヨーロッパの田舎町にある石畳を歩いているような、わくわくした気分になれそうです。ポーチ周辺に飾られている天然石や取り付けられたランプ風の照明も、そんな気分を盛り上げてくれるいいアクセントとなっています。
こちらはLDKの様子です。リビングの天井は吹き抜けとなっており、高窓から自然光が降り注ぎ、明るく快適な雰囲気が広がっています。漆喰の壁、石や木など自然素材がふんだんに使われた空間は、住まい手にも環境にも優しく心地良さにあふれているので、長い時間でもゆったりとリラックスして過ごすことが出来そうです。ナチュラルで柔らかい色合いでまとめられていながらも、色々な素材感がミックスされバランスの良さが気持ちいい、メリハリを感じるインテリアとなっているようです。
こちらはキッチンからLDKをのぞんだ様子です。ここからは、リビングには開放感のある大きな開口が設けられており、その向こうにはウッドデッキのテラスが広がっていることがよく分かりますね。カウンターがオープンとなったキッチンは、LDK全体が見渡せて家族と会話が生まれやすい雰囲気があります。またキッチンの脇には、ステンドグラスのはめ込まれた飾り棚が設置され、好きな雑貨やグリーンなどを置くことが出来るのもポイントです。
こちらはトイレの様子。飾り棚、アンティーク風のランプ、アイアン風トイレットペーパーホルダーなど、こだわりのインテリアによって住まいの世界観が保たれ、このトイレも丁寧に空間が作られていることがよくわかります。トイレは、毎日使う場所なので常に清潔感と明るい雰囲気をキープしつつ、他の部屋と同じように長く大切にインテリアを楽しんでいくのが理想ですね。トイレのインテリアのヒントは、こちらの記事「トイレを快適な空間にする方法とは?」も参考にしてみてください。
こちらは夜の住まいの風景です。室内からの生活の明りに照らされ、昼間とはまた一味違った柔らかい表情を見せてくれています。フランスの田舎風のスタイルをした、まるでおとぎ話の世界のようなかわいらしい佇まいのこの住まい。ご家族が帰宅する際はいつも、ホッと気分を和ませてくれているに違いありません。