日本一の高級住宅地・六麓荘に立つ家

六麓荘の家, 大塚高史建築設計事務所 大塚高史建築設計事務所 Terrace
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「 日本の高級住宅街はどこか?」と聞かれ、多くの人がまず思い浮かべるのが芦屋ではないでしょうか。そもそも日本の高級住宅街とは、単に豪邸が建っている地区というわけではありません。定義は主観的なものではありますが、幾つか要件をあげるなら「居住環境が極めて良く、古くから名声の高い地区である」「街区が整然とし植生や眺望など景観が優れている」「敷地が広く高品質な優良住宅が建っている」などがあげられます。

その芦屋の中でも東北部に位置する六麓荘町は、昭和初期に大阪財界人によって「日本一大きい家が建つ住宅地」とすべく香港の九龍半島やその対岸の香港島の白人専用街区の豪邸をモデルに開発が行われたという、特異な歴史を持つ土地です。六甲山地の南斜面の起伏ある美しい地形を有効活用して、スケールの大きな美しい住宅地が計画されたのです。

この高級住宅街はその環境・景観保護の為に様々な規制を設けています。例えば六麓荘町内会独自の建築条例によると、敷地面積は最低400平米(121坪)で分筆は禁止、二階建て以下の個人専用住宅に限られています。なので集合住宅であるマンションや商業施設はありません。ひとつひとつの敷地がゆったりとした広さを持つことで、地区全体が広々とした余裕のある景観を維持できるのですね。

そんな由緒ある日本の高級住宅街に建てられた豪邸に興味が湧いてきたのではないですか?手掛けたのは西宮市に拠点を置き活動する大塚高史建築設計事務所です。さっそく見ていきましょう!

外観

こちらの日本の豪邸は、日本の高級住宅街六麓荘の南端にあたり、高低差なんと12mにも及ぶ厳しい条件の土地に立地します。しかし山の斜面にある土地だからこそ、大阪湾から神戸港に至るまでの素晴らしい眺望を遮るものなく楽しめるという、とても魅力的な場所。そこで建築家は、場所の持つ力をできる限り生かすことを第一に考え設計を行いました。そして完成したのが写真中央に見える白い外観の建物です。敷地の12mという高低差がいかに大きいものか実感して頂けると思います。下からガレージ、庭、エレベーター、住宅棟と並んでおり、斜面を生かした植栽の緑と清潔感のあるモダンな白い建物とのコントラストが、美しくエレガントな雰囲気を醸し出しています。

エントランス

ではさっそく内部に入ってみましょう。こちらは滑らかで艶やかな石材で造られた印象的なエントランスホールです。豪邸の外観と同様に、室内には高級感と落ち着きを感じさせるライトベージュの石材がもちいられ、柔らかい間接照明に照らされて優雅で温かみのある雰囲気を演出しています。収納はガラスのオーダー家具。アクセサリーは加えず、素材の持つ美しい質感と表情を光の効果でさらに高めた魅力的なエントランスです。

豪邸の顔となる圧巻の開放感をもつLDK

家族が集まるメインの居住エリアは最上階に配置されました。斜面に建っているメリットを最大限に生かす圧巻の大開口部を持つLDKの床はエントランスと同じく艶のある石材、家具はクリーンなラインを持つモダンなデザインが選ばれ、シンプルでも洗練された上品さがインテリアのポイントとなっています。

展望テラス

ダイニングエリアの先には阪神間を一望できる広々としたテラスがあります。眼下に広がる街並と遠くに臨む神戸港の景色は、まるで山の展望台から眺める景色のような美しさが広がります。パノラマ大開口からの景色が日々の日常を美しく彩ります。

​バスルーム

バスルームはテラスに突き出すように配置されており、もちろんLDKと変わらない眺望を楽しむことができます!大きな開口部から見えるのは宝石のように輝く夜景。内部を黒ベースとすることでさらに夜景が引き立っています。ラグジュアリーで特別な時間を過ごすことができるバスルームです。

【マイホームを考えているなら、リノベーションはどうでしょうか?リノベーションについては、こちらの記事で紹介しています】

※ リノベーションのメリット

※ マンションリノベーションのメリットについて

日本一大きい家のインテリアをマンションに

上記のような日本一大きい家の豪邸インテリアを自宅には再現できないと諦めてはいませんか?例えば、こちらは同じく翠ケ丘のマンションリノベーション。上記の豪邸の印象と同じく、こちらのLDKの

細部まで計算されたモダンなインテリア


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