個性をモダンにアレンジ。魅力的なバスルーム5選

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modern by 北脇一郎建築設計事務所/Ichiro Kitawaki architects, Modern
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本日は住み手と建築家の個性をモダンにアレンジしたバスルームをご紹介します。モダンスタイルと言っても気取ったものばかりではなく時にリラックス感あり、遊び心ありとその個性は様々。参考にしてみて下さい!

繊細な黒

こちらは診療所を営むクライアントの為に建てられた診療所併設住宅です。北脇一郎建築設計事務所が手掛けたこちらの住宅は”人と家族” ”人と仕事” ”家族と仕事” といった日常を構成する要素をそれぞれ断ち切るのではなく、そのつながりや連続性を包み込むような大きな筒状の空間となっています。浴室は黒からグレーへのグラデーションカラーで彩られたモダンな空間。細かいタイルをランダムに使用することで繊細で豊かな表情が生まれます。シャワーや蛇口、手すりなども黒で統一することでよりスタイリッシュな印象に。開口部からは木々の緑、秋には色付いた葉が目を楽しませてくれる心地良い空間。

バスルームにも遊び心を

部屋の一角に設置されたガラスの壁が開放的なバスルーム。カーテンレールが備わっているのでもちろん目隠しも可能です。そしてこの写真で目を引くのは通路を利用したパターゴルフ。遊び心満載のこちらの住宅は「ガリバ・ハウス」と名付けられており子供の為の特別な仕掛けがあちこちにあります。それは子供の為だけでなく一緒に暮らす大人の為にもなることは言うまでもありません。

バスコートでリラックス

外中原のいえ, IMU IMU Modern bathroom

白とクリーム色の配色がリラックス感のあるこちらのバスルーム。明るく広々とした空間に複数人で入浴することができるジェットバスが魅力的ですが、浴室からダイレクトに外へと出ることができるバスコートも大きな魅力のひとつです。壁がプライバシーを守ってくれるので湯上がりにそのままデッキチェアで寛いだり、半身浴や反復浴の際に火照りを沈める為に自然の風に当たることができる心地良いスペースです。夏場、子供に水浴びさせるのにも良さそうですね。

ダークカラーで重厚に

札幌市の都心近郊に建つ住宅。住宅地にありながら一方には公園敷地の向こうに豊かな丘陵地を望むという恵まれたロケーションに建っています。洗面所は落ち着いたダークブラウン、そしてバスルームはダークグレーを基調とした重厚で高級感のある雰囲気を持った空間となっています。ガラスを隔てた向こうに広がるのは真っ白な別世界。日常生活の中にふとドラマティックな景色が現われる住宅です。

ミニマルな美しさ

こちらは「obi house」と名付けられた住宅。名前の由来は「家族の気配がわかるワンルームのような空間が欲しい」というクライアントの要望に対して、6つの帯(おび)を層状に重ねて配置することによって用途に応じて緩やかに場が連続する空間を作ったことから。バスルームは究極に無駄を削いだミニマルな空間となっています。こちらも連続する帯のような印象を与える天井〜壁〜浴槽へのライン、磨りガラスに設置された鏡と洗面シンクとの関係など、誤摩化しのきかないミニマルな空間で際立つセンスが美しいバスルームです。

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