温もりが五感に響く平屋の家

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姫路市T邸, 空間工房 用舎行蔵 一級建築士事務所 空間工房 用舎行蔵 一級建築士事務所 Modern houses
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人や動物にある感覚の大分類として五感と呼ばれる感覚機能があります。見たり、聴いたり、味わったり、嗅いだり、触れたり。もしかしたらもっと隠れた機能が人には隠れていそうですが、「五感を鋭く」と言われるように、その機能を常に敏感で正確に保てることは、おそらく人生おいて美しいものや素晴らしいものに対して素直に感動して受け止める事ができそうです。今回の住宅は、兵庫県姫路市内の約220坪の広大な土地に構えています。空間工房用舎行蔵一級建築士事務所によって設計された、全ての五感に心地よく響く空間、シンプルでモダンな住宅をご紹介いたします。

迫力ある住宅ファサード

まずは大きな石タイル貼りの壁が印象的な住宅ファサードです。一般的な平屋の住宅とは違って高さにゆとりのある堂々とした雰囲気があります。シンプルでモダンな風貌でありながらも、石肌の陰影とナチュラルな配色から安心感と落ち着きが感じられます。

ゆとりのある玄関ホール

廊下に沿うように長く広い玄関ホールです。室内が映りこむほどに白く艶やかな玄関タイルは落ち着きと洗練された印象を持ちます。石タイルで仕上げられている、玄関入口に対面する壁面は差し込む自然光で陰影が心地よく迎えてくれています。目を落とせば素足で歩きたくなるほどの「なぐり仕上げ」のフローリング。足裏から伝わる木の温もりと温かさは心安らぎます。切り株風の腰かけ椅子に座れば、ゆったり靴の脱ぎ履きができます。

木の質感を味わうリビング・ダイニング

天井高さ3m以上はあるリビング・ダイニング空間は木の表情豊かな大空間です。こちらの床フローリングも玄関ホールと同様に、素足が気持ちいい木の仕上げになっています。木製の開口部サッシも全て取り払えば中庭へと続く大開口に。風通しの良い空間ですが、冬は室の中央にある薪ストーブがじわりと室全体を暖めてくれます。天気の良い日は中庭テラスで朝食やバーベーキューなど積極的に日常を楽しめる環境が整っています。

心安らぐ和室

こちらの和室も様々な素材の質感を味わえる空間に仕上がっています。全体的に縁のない畳仕上げからシンプルなイメージを持ちますが、一面の石タイル仕上げや天井の化粧仕上げなど、空間の演出に細かな素材を楽しむ要素が随所に感じられます。石庭を望む開口と、黒石の床板、表情豊かな床柱は上品さも兼ねた和室です。

夕暮れの中庭テラス

黒タイル仕上げの中庭テラスは大開口に合わせてゆったりと設けられています。リビング・ダイニングを中心に中庭を囲む室配置は常に人が集まりやすく、互いに存在を感じられる空間です。開放感あるリビングから中庭へと続く空間も、この住宅が持つ、木、石、緑、火、土の素材感、開放感を充分に感じ取ることが出来ます。

【平屋については、こちらの記事でも紹介しています】

※ 平屋の魅力まとめ6選 

※ 平屋と2階建て、どちらを選ぶ?  

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