クリーンな空間を保つための部屋色は?

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KUGAHARA HOUSE (久が原の家), TATO DESIGN:タトデザイン株式会社 TATO DESIGN:タトデザイン株式会社 Dining room
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最高におしゃれな部屋のコーディネート集・コツまとめ!

クリーンな色と聞いて頭に浮かぶのは“白”という方が多いのではないでしょうか?でも、その白をたくさん使った住宅から果たして“クリーンな空間”を感じることはできるのでしょうか?壁だけでなく床や家具の素敵な部屋色を組み合わせてクリーンな空間をコーディネートしてみましょう。

壁はやっぱり白?

真っ白い壁は確かに清潔に見えます。でも、実際は汚れやすくてちょっと神経質になってしまうことも事実です。そして、部屋の大きさにもよりますが白で統一された部屋は家具やインテリア小物が目立ってしまうので、そのコーディネートには細心の注意が必要です。では、白以外の色でもクリーンな空間を作ることはできるのでしょうか?それともやっぱり白が無難と言えるのでしょうか?

どの素材が清潔を保ちやすい?

空気をクリーンに保つという意味でチェックしたいのが内装材。こちらの写真はナイトウタカシ建築設計事務所が手掛けた住宅です。無垢の杉板と漆喰をふんだんに使って湿度を快適に保ってくれる空間になっています。床や壁がきれいに磨き上げられていてもそこを満たす空気が汚れていては清潔な空間とは言えません。漆喰や珪藻土は、調湿性もあり、自然素材なのでアレルギーなどの心配もありません。昔は漆喰と聞けば“白”をイメージしましたが今ではきれいな色が選べるように開発されています。部屋色を決める前に、ちょっと素材のことも頭に入れておくといいかもしれません。

インテリアはどんな色でまとめたらいい?

白という色は他の色があってこそ、その美しさが映える色と言えるでしょう。部屋を白色ベースでまとめそこに別の色を組み合わせることで、白一色よりもっと清潔感が感じられる空間を作ることができます。例えばこちらの写真のお宅ですが、ほとんどの壁と天井は白でまとめていますが、一部の壁にきれいな色をプラスしました。そうすることでさらに光と色が感じられるクリーンな空間になったのが分かります。

掃除のしやすい床は?

木の床は素材感だけでなく掃除がしやすいことからも好まれています。気が付いた時にほこり取りのモップで拭えば、いつでもクリーンな状態が保てます。部屋色によって木の色をコーディネートできるのも魅力ですね。例えば白い壁と濃い色のフローリングを合わせてスッキリしたコントラストで清潔感を出すこともできます。また、写真のように全体を明るい色でまとめると優しい空間になります。

クリーンな空間を作るファブリック

今ある部屋をもう少しすっきりとクリーンな空間にしたい場合、ファブリックを使って部屋色にアクセントを付けましょう。この場合できるだけ壁や家具、そしてベッドリネンなども控えめな色で統一します。あとは好きなパターンと色のクッションを選べば、カラーコーディネートが映える気持ちのいい空間が出来上がります。

照明の効果を活用

部屋色を少し落ち着いた色にした場合、明るくするのではなく逆に暗くすることで清潔感を出すことができます。その例がこちらの写真。柔らかい色合いの壁をシャープな黒で引き締めスキッとしたクリーンな趣を作り出しています。照明器具は最小限にして、目線が上に行くように少し個性的なものを選ぶと効果的です。

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