平屋外観の様々なスタイル

Aya F. Aya F.
Energieeffizienter Bungalow im Weißtannenkleid, Abendroth Architekten Abendroth Architekten Modern houses
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長くゆったりと暮らしたい人に人気の平屋。ずっとお気に入りの家でありつづけるためにはやはりデザインはとても大切ですよね。屋内のレイアウトも重要ですが、家の顔ともいえるファサードのデザインは町並みに個性を与えてくれる大切なパーツ。今回は特にモダニズム的な平屋外観のいろいろなスタイルを集めてみました。

風を感じる平屋

自宅に必要なスペースがすべて平屋にしてもおさまってなお、ゆとりがある土地があり、周囲の環境もぎっちり建て込んでいるのでなければ、圧倒的に心地よいのが平屋建てです。こちらはシンプルな箱型が印象的な平屋外観。白い壁に木の窓枠、扉が爽やかなアクセントになっています。どっしりとした印象になりがちな箱型とはいえ、ファサード側に屋根付きデッキスペースを設けることで、細い外枠構造が強調されて繊細なイメージになります。ファサード、ウッドデッキからリビングは窓を開け放つとフラットにつながり、その奥には中庭が配されているため、風通しも採光も抜群です。

庭側をガラス張りにした平屋外観

ゆったりとした平屋ならば、視界も思い切り広げたいところ。こちらの平屋は道路側のファサードはガレージと玄関のみのつつましやかなデザインですが、庭側に回るとぐるりと一面半、大胆なガラス張りになっています。換気の調整がしやすいように、上下二段の窓構造で、室内からの視界も抜群。ガラスがはまっていない右側の一角は、屋根付きのテラスになっており、天気を気にせず外の空間を楽しめるようになっています。屋根付きテラスの奥は屋根のない中庭スペースで、どの部屋にもプライバシーを気にすることなくたくさんの光が降り注ぐように設計されています。

ウッドデッキスペースで子どもが安全に遊べる平屋

こちらも広々とした庭のあるモダンな平屋のお宅。庭側のファサードは全面窓にすることで開放感のあふれる造りになっています。建物の外側、中庭をつなぐようにウッドデッキがめぐらされており、子どもが親の目の届くところで遊ぶのにちょうどいい空間ができています。部分的に屋根もあるため、雨の日でも走り回れそうですね。がっちりとしたマッシブな印象のファサードではありますが、ウッドデッキや吹き抜けの空間が風通しの良さ、軽やかさを演出しているかのようです。

ウッディなファサードが美しい平屋外観

似たような印象になりがちなモダニズム風平屋デザインではありますが、素材が違うとずいぶんと印象も変わります。こちらは木造の平屋。いわゆるパッシブハウスと呼ばれる省エネルギー住宅です。道路側にはほとんど窓を設置せず、赤いドアの玄関に横長の細いスリット状の窓が、垂直のラインを強調するような木製のファサードに、シンプルながらも目を引く暖かで優しい趣のアクセントを添えています。

モダニズム建築の格子の美しい平屋外観

こちらの栃木県の島田博一建築設計室の手がけた4つのコートを設けた家は、正面から見るとシンプルな平屋風の箱型で構成されています。典型的なモダニズム建築の形。道路側にはほとんど窓が見えないため、見る人に生活感を消しているかのようなクールな印象を与えます。ファサードの左側の一角はルーバーと呼ばれる格子構造を取り入れることで、ファサードにアクセントを添えると同時に、直射日光や通気を加減しプライバシーを確保することに一役買っています。

窓の位置で遊び心を感じるファサード

幅広の白い庇を持ったこちらの平屋外観は、遠くからでも気になってしまうほどのインパクトのデザイン。ダイナミックな白い屋根構造に濃いブラウンの木造のファサード、そこに遊び心あふれた正方形の大小の窓がリズミカルに配置されています。ランダムに開けられた窓からは、心地よいほどに光が中へ注ぎ込み、気持ちまでも明るくしてくれるようです。外から眺めてもワクワクするような素敵で楽しいファサードデザインです。

Photo: Y. Mizoguchi

【平屋については、こちらの記事でも紹介しています】

※ 平屋の魅力まとめ6選  

※ 平屋と2階建て、どちらを選ぶ?

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